卒業・卒園に想いを込めて 

シェアする

今年は次女の卒業入学、そして息子の卒園入学が重なる年です。

昨日が次女の卒業式、今日が息子の卒園式。
涙の2日間でした。

小学校の卒業式は親としては2回目。長女のときからもう5年たつのだなぁと。
6年1組 出席番号1番の次女は、音楽が流れだすとともにトップバッターで入場、その時点でもうだめでした。前を向いて歩く娘の姿に涙があふれ止まらず。
小ちゃな幼児が大人に近い体形になるまでの6年という長い年月を過ごした小学校。
娘はここでいろんな経験をしました。いろんな思いもしました。
がんばったね。今はただ、ありがとう、とそれだけです。

そして息子の卒園式。
息子の園は次女も通った園、園長先生の理念に惚れて選んだ園でした。
次女の入園時に惚れこんで入った園は、息子の卒園のこのときまでずっと変わらぬままでいてくれました。
「たくさんのまいにちを ここですごしてきたね」
これでまたもやられてしまい。今日も涙こらえることはできず。

長女が1歳で保育園に行き始めてから17年、園児の母をしてきました。
うちの子は5歳あきと6歳あきですので、一人が就学すると下の子が入園、と途切れることはなく、また重なることも1年しかなく。
ほぼ一人ずつ延々と園生活が続いてきたことになります。

今日で、園児の母は終わりです。この17年の園生活に終止符です。

園には送迎がつきもの。
働く母をずっとやってきてやはり送り迎えは大変で、これをしなくていい就学の日々を待ち望んだことも正直ありました。

なのに今は、ただ寂しくてたまりません。

小さな娘と手をつないでしりとりしながら歩いた帰り道。
生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて園まで送った日々。
息子のときは仕事の都合等で長女にお迎えを頼むこともありましたし、また車での送迎も増えてしまいましたが、それでも車の中で音楽を聴きながらのおしゃべりは一日の癒しで、園での出来事を自分なりにつたない言葉で一生懸命表現してくれました。
それぞれの子ごとに鮮明な思い出があります。

転園もあったため、子供たち3人合わせて8か所の保育園幼稚園にかよってきました。
いったい何人の先生と関わったでしょう。
若い頑張り屋さんの先生、私より年上のベテランの先生、園長先生、副園長先生、
母子ともにたくさんの先生方に、言葉にできないほど助けられ支えられました。
余裕がなくなったときの「お母さん、いま何がいちばんしんどいですか?もっと頼ってね」との先生の言葉に目頭が熱くなったこともありました。

これからも子育てはもちろん続いていきますが、私の長い長い子育ての、これが一つの節目のように感じられてなりません。

周りで支えてくださった沢山の方々と沢山の思い出に、心からの感謝を。
ありがとうございました。

園児の母が17年ということは、小学生の母も17年続くことになります。
次女の卒業と入れ替わりに息子が入学しますので、これから引き続き小学生の母生活が始まります。
同時に今年は中学生の母でもあり高校生の母でもあります。

心新たに、また親子ともに前を向いて歩いていきます。

さしあたっての問題は、入学式が同じ日であること😅
できることなら両方出たかったなぁと。でも体は一つですから仕方ありません。
対策を相談中です。

卒園式の着物は、長女の3歳の七五三で着たものと同じ着物にしました。
別のと迷いましたが、私の子育て人生の最初の着物、今日のこの日に15年ぶりに袖を通すことにしました。感慨深いです。