雨にも負けず
宮沢賢治
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも
夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲はなく決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と味噌と
少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかりそして忘れず
野原の松の林の影の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あらば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束をおい
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいと言い
北にけんかや訴訟あれば
つまらないからやめろといい
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
皆にでくのぼうと呼ばれ
褒められもせず苦にもされず
そういうものに私はなりたい
微妙に違っていたらごめんなさい。
小1になる息子がお友達と暗唱しているのを見て聞いて感動し、母も負けじと覚えてみました、大人げなく笑。
他に覚えること沢山あるのですけどね😅
何やってるの?😁と友人にも言われてしまいました笑。
今更ながらいろいろ感じ入る文章です。
子供が読むと尚のこと。
誰かの力になりたい気持ち
人を思いやる心
それはいつの世にも、そして世代を問わず、尊いものであるということなのでしょう。
子供たちにもこの文章からその素晴らしさを感じ取ってほしい。
サウイフモノニワタシハナリタイ
素敵なのはやはりこの締めくくりですね。
宮沢賢治さんのなんとも言えぬ謙虚さが感じられます。
自分の周りに敬意を表すべき人がいたら、
サウイフモノニワタシハナリタイ
そう謙虚に願う自分でありたいと
そう思いました。
新年度の始まり、心静かに暗唱してみました。
桜も散ってしまいましたね。
今年は咲き切らないまま舞い散ってしまったような
不思議な感じでした。
でもやはりいいものですね。
綺麗でした。
写真は3月半ばからの飲み会の数々😅
年度の変わり目はビールの季節です。
もとい。年じゅうビールの季節です笑。
楽しかった春休みでパワー充電。
今年度も引き続き頑張ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。