著書でも触れている話ですが、利益の節税の関係についてです。
節税は事業がある程度大きくなり利益が増えてくると当然考えるものでしょう。ある程度の節税は経営上必要になって来るものかもしれません。
しかし、過度の節税は会社の利益を圧迫する、というお話です。
節税というのはその文字のとおり、納税額を減らす、という行為です。法人税所得税は、利益に対して課税されるため、税額を減らすということは利益を減らすことになります。
それは多くの場合、お金を使って経費を増やす、ということになります。
そうすると確かに納税額は減り、節税にはなります。
でもそれによって、手元に残るお金は少なくなる、ということになるのです。
節税によりお金がなくなってしまっては本も子もありません。
つまり、過度の節税が経営を圧迫することになりかねないのです。
また、金融機関から融資を受けることを検討している場合、節税のために赤字決算となれば、融資を受けるには不利となるケースも多々あります。
手元資金を充実させ、事業を拡大することが目的であるならば、節税よりもまずはしっかりと利益を出して、しっかり納税することにより、その目的が達成されるのです。
節税よりもまずは利益を出すこと、を考えていただきたいと、常々思っております。
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